げぷろぐ

好きなことをダラダラ

映画みましたログ

昨日から今日にかけて流し見含め観た映画の記録

テラフォーマーズ

ディアスポリス

モテキ

カウボーイビバップ天国への扉

・HK変態仮面アブノーマルクライシス

 

流し見ながら見が出来るのを前提に観る作品を選んでいるので、全部邦画。

 

実写版変態仮面2作目(アブノーマルクライシス)が特によかった。1作目も復習しようかなと思うくらい。鈴木亮平の身体は素晴らしい。あと変態が下手に美化されず、きちんと気持ち悪いものとして描写されている。スパイダーマンオマージュな感じのヒロインとヒーロー業との間で揺れるっていうのも変態の業っていうか主人公らしくていいよね。福田雄一監督の関わってる作品は勇者ヨシヒコ、銀魂アオイホノオ変態仮面らへんは観てる。今日観た変態仮面アブノーマルクライシスが一番面白かったかもしれない。変態という業と現実の倫理観とフィクションの次元での表現がバランスよく組まれているから、見ていて変に心配しなくていいんだ。私としては安心しながら観れる映画だった。下着泥棒に遭ったことのある知り合いとかには勧められないけど(主人公は下着泥棒ではないけど念のため)。

 

テラフォーマーズも漫画原作の実写としてはどうかはよくわからないんだけど(原作はちょこっとしか読んだことない)、記憶に残る映画だった。滝藤賢一小栗旬の役が非常によくて、大仰で変態的な人物が、漫画実写としてメイクや衣装で立体として現れるとめっちゃキモくて素敵だっていう。小栗旬滝藤賢一の演技をもう一度みるために観てもいいレベル。小栗旬って銀魂で見たくらいでイケメン枠だと思ってあんまり知らなかったんだけどイイネ。変態仮面見ながらテラフォーマーズの変態二人を思い出して二度美味しい思いをした。あとは山下智久が演じるバッタマン。山Pというジャニーズ事務所所属のイケメンが虫人間として変身に変身を重ねて、どんどん人間からかけ離れた姿のヒーローになってしまうこと、そんな彼が主人公の側の勢力としては王道的な死(名誉ある、ある意味カッコイイ死に際)を迎えるということに謎のカタルシスを覚えました。イケメンが普通にイケメンの顔で活躍するより、外見がどんなものに変わろうとも、内面、そして行動で、ヒーローの美学を体現する方がかっこいいなと。行動がイケメン、そう、それが大事。

 

カウボーイビバップは画面の演出がスタイリッシュで登場人物もカッコよくて、こういう作品を観てかっこいいものへの憧れを育むのはいいことだろうなあと思った。夕飯を作りながらの流し見だったのが勿体無い。またみなくちゃ。

 

モテキは昔原作を通読していたはずだし映画も一度観ていたはずなんだけど、漫画の実写映画化作品にちょっと興味が向いているところなので(邦キチ!映子さんという漫画を読んでいたらすぐ影響された)、再度。

今になってみると、麻生久美子演じるるみ子さんという女性の、好意を向ける相手への感情の重たさが現実味を帯びて感じられる…。そしてフジくんが、そんな重たくて主体性に欠けていてホルモンバランスが乱れていそうで押しに弱く恋愛下手な女を、劇中のクソチャラメガネおじさん(演:リリー・フランキー)のようにかるーく食ったりはしない彼なりの倫理観みたいなものが草食系サブカル男子フジくんのよさ、ではある、のだけど、まあそんなこんなはめんどくさいからもういいや。こういうめんどくさい恋愛のお話は現実だけでもお腹いっぱいなのに食傷気味になってしまった。

とりあえず真木よう子演じるフジくんの職場の先輩と、仲里依紗演じる飲み屋のシンママはフジくんと恋仲云々で絡んでくる展開ではなく、フジくんをより良い人間関係と恋愛と人生に導いてくれそうな位置にいるので若干救いだった。先輩とシンママは嘘を言わなくていいポジション。残りのヒロイン二人とフジくんがあんまり素敵な人に見えなければそこまで泥臭く人間っぽいと思えるまででもなかった。恋愛関係にあるようでいて、登場人物みんながみんな好意を寄せる相手を美化して偶像化していたり利用している感じが、なんかこう、疲れた。変にリアルで。恋愛モノって普段滅多にみないけどもう金輪際リアルな恋愛映画もファンタジーな恋愛映画もみなくていいと思った。あ、トワイライトシリーズは許す。